ご挨拶
- 一般社団法人
沖縄県専修学校各種学校協会
会長 長濵 克実
専修学校制度は昭和50年7月に発足し、今年で制度制定から「50年」を迎えます。沖縄県専修学校各種学校協会 (略称:沖専各協会)は、専修学校制度の発足以来、実践的な職業教育や専門的な技術教育を提供し、これまで高い評価を得てきました。現在、専門学校(専修学校専門課 程)は、大学や短大と同等の高等教育機関と位置づけられ、職業に直結する「プロフェッショナル教育」を担っています。また、平成26年4月には、専門学校(専修学校専門課程)の各学科に対して、企業などと連携した最新の実務知識や実践教育が身につけられるカリキュラムを編成し、職業教育の質を確保するために組織的に取り組む学科を文部科学大臣が認定する「職業実践専門課程」認定制度が始まりました。この制度において、加盟校の多くの学科が認定を受けています。
沖専各協会は沖縄県をはじめ、沖縄県高等学校長協会、沖縄県高等学校進路指導研究会、県内経済団体などとの協力関係を深め、沖縄県の社会・経済・文化の発展に向けて、加盟校一丸となって活動しています。その 結果、高等学校卒業生の専門学校への進学率や、進学後の就職率は長年にわたり高い水準を維持しており、専門学校卒業生の活躍が沖縄経済の発展に大きく貢献していると考えています。
沖専各協会の活動としては、学校経営者や教職員の資質向上を目的とした研修事業、高等学校等への適切な進路・募集活動を推進する広報事業、学生が参加しスポーツを通して健康増進と交流を図る体育事業などに加え、最近では中学生を対象に将来のキャリア形成につながる「職業別講話(体験型)」を加盟校および関係者と協力して実施しています。
今年度は「専修学校制度制定50年」を記念し、沖専各協会の活動だけでなく、専修学校制度の変遷や職業教育の重要性などについて年間を通して告知活動を行います。本誌「沖専各ガイドブック」が、高校生だけでなく、保護者や関係者の方々にも、あらゆる場面で積極的に活用していただけることを願っています。