“職業に結びつく選択を。”
専修学校&各種学校を選択する際には、就きたい仕事、
その仕事でやってみたいことなどをできるだけ具体的にしておくことが大事です。
学校選びは、職業選びの最初の一歩でもあるのです。
専門学校と短期大学などとの違い
大学・短大が学問、技術の研究を主な目的とするのに対して、専門学校は、職業や実生活に直接役立つ専門知識を身につけます。職業に結びついた学校といえるでしょう。
具体的にいうと、短大は理論を学ぶことに重点を置いているため、専門的な教育のウェイトは低くなっています。
ー方、専門学校は総授業時間の約8割を専門教育にあてはめるように定められています。
短大は単位制、専門学校は時間制です。短大では2年間72単位で時間にすると約1,700時間であるのに対して、専門学校は平均2,300時間程度の講義・実習を行い、しかも約8割は専門科目です。
このように、専門学校は、社会に出てすぐ役立つ専門知識や技能の習得に力を入れています。実習時間が多いのも強みです。
また、学科編成も枠にとらわれず、学校の自主編成、柔軟な思考にまかせられているため、様々なニーズに対応した編成が可能です。
大 学 | 短期大学 | 専門学校 | |
---|---|---|---|
修業年限 | 4~6年 | 2~3年 | 1~4年 |
組織単位 | 学部・学科 | 学科 | 学科 |
一般・専門の 単位比率 |
一般:専門 1:3 |
一般:専門 1:2 |
大半が 専門科目 |
専門性 | ◎ | △ | ○ |
実用性 | △ | ○ | ◎ |
分 野 | 人文科学、社会科学、理学、工学、農・水産学、医療保健(医歯薬学など)教育、芸術、家政、体育など | 人文教養、社会、工業、農業、保健、教育、家政、芸術など | 工業、医療、衛生、教育、福祉、商業、実務、服装、家政、デザイン・芸術、語学、文化など |
進学の目的、就きたい職業をはっきりさせよう
専門学校とは職業的に知識や技術を主として教え、即戦力となるための人材を育てることを目標とします。つまり、将来の職業と直結した教育内容がその特色です。専門学校での勉強が、職業はもちろん、生涯を通じて大きく影響するといっても過言ではありません。
「みんなが行くから」とか「ただなんとなく」ではなく、「自分はどんな仕事に就きたいのか。そしてその仕事で自分は何をしたいのか」まで、できるだけ具体的に目標をもって専門学校への進学を考えることが大切でしょう。専門学校選びとは職業選びなのです。
専修学校&各種学校を選択する際には、就きたい仕事、その仕事で やってみたいことなどをできるだけ具体的にしておくことが大事です。 学校選びは、職業選びの最初の一歩でもあるのです。
学校教育制度における教育体系と専修学校制度
専門学校、高等専修学校を含めた専修学校、そして各種学校では、社会に出て(仕事に就いて)、すぐに役立つ専門知識や技能の習得に力を入れ、実習の時間が多いのが強みです。また、認可の専門学校では、規定の条件を満たせば、大学や大学院への編入学も可能です。
※注1/文部科学省の指定を受けた修業年限3年以上の高等専修学校卒業生に限る
※注2/修業年限2年以上、課程の修了に必要な総授業時数が1,700時間以上、試験等による成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っている、専門学校卒業生(大学入学資格を有する者)に限る。
※注3/修業年限4年以上、修業年限の期間全体を通した体系的な教育課程が編成され、総授業時間が3,400 時間以上、試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っている、専門校卒業生に限る
※なお、専門学校、大学等への入学にあたっては、各受け入れ教育機関の個別審査により上記以外の者に入学資格が付与される場合があります。